衣笠幼稚園レポート
ことり組に進級・入園してから半年が経ちました。
2歳児は、好奇心が強くなり、視野や行動が広がってくる時期です。また指先の機能も発達してきて、細かい遊びなどもできるようになってきます!子ども達の意欲も増して、日々楽しく過ごしています。
また、「自分で!」「今はこれがしたい!」「今は嫌!」「行かない!」など自分の思いが強く通したい時期でもあると思います。
まずは思いを受け止め共感して、尊重してあげることが大切ですね。
遊びでは「一人遊び」から少しずつ「お友だちと一緒」と遊び方が変わりつつあります。
お友だちとコミュニケーションを取りながら遊んでいる姿が多くなってきた一方でトラブルになってしまう姿も見られます。まだまだ手が出でしまうこと、泣いて先生に訴えることがありますが、「どうしたの?」と泣いている理由を聞き、「おもちゃ貸してほしかったら 貸してって言おうね!」と言葉で言えるように促しています。
遊びの場面以外でも何か不快なことがあったときに、泣いて訴えることがあります。
「どうしたの?泣かなくても大丈夫。何があったのか聞いてあげるよ!」と困った事を泣かずに話せるように伝えています。
最初はこちらが「これが嫌だったの?」と聞くことに頷いていることが多かったのですが、最近では「○○が嫌だった」などの不快だったことを言葉で伝えられるようになってきました。園でも引き続き「言葉で思いを伝える」ことができるようにサポートしていきますので、ぜひご家庭でもしていただきたいです。
子どもは自分が窮地に立たされた時(困ったとき)に大人から助けられた経験で愛着関係が育つ!!と言われています!
着脱では1歳児から行っているお着替えの手順(一人で脱ぐこと、畳むこと、着ること)に沿って頑張っています。
先生のサポートもありますが、「一人でできた!」という達成感を大切にしています。
毎日持ち帰っている畳んだ衣類も、自分で頑張っている証として見てあげて下さい!
排泄ではトイレトレーニング、パンツトレーニングを頑張っています。
おむつを一人で脱いでゴミ箱に捨てること、トイレに座り、排尿すること、パンツを履くことに慣れることなど、一人一人のペースに合わせて進めてきました。
トイレで排尿・排便できたこと・パンツを履けたとを凄く嬉しそうにお話してくれます!
成功体験が自信に繋がるので、ご家庭でも沢山褒めてあげてくださいね。
今後も子どもたちの様子を見ながら、排泄自立のサポートをさせていただきます。
食事では手づかみ食べからスプーン・フォークを使い、3本持ちを意識して食べています。
子どもたちも「先生見て!キラリーン持ちしてるよ!」とできることを嬉しそうにお話してくれます。
3本持ちが定着してきたら、お箸に移行の練習をしていきますので、ご家庭でも3本持ちを意識してもらえたら思います。
出来ることが増えてきたからこそ「これもできる!」「この前できたのにどうしてできないの?」など思ってしまいがちなこともあるかもしれませんが、まだまだ甘えたい時期でもあります。
前に進んだり、戻ったりしながら、成長していかれますので、子どもたちが出来たことにはたくさん褒めてあげ、難しいことは手伝ってあげて「できた!」と自信に繋げられていけたらと思います。
10月には個人懇談もありますので、お子さまの成長・発達についてお話させていただきたいと思います。よろしくお願い致します。