衣笠幼稚園レポート
ひよこ組に進級・入園してから早半年が経ちましたね。
進級・入園された当初は、新しい環境や初めての集団生活にワクワクと不安でいっぱいの子ども達でしたが、担任と愛着関係や信頼関係を築くことができるようにたくさんコミュニケーションを取ることや、運動遊び・おもちゃ遊びなどを通して笑顔になってもらえるように関わることを大切にしてきました。
だんだん関係を築くことができると、活発に遊ぶことができるようになり、先生を見かけると「せんせー!」と子ども達から話しかけてくださるようになりました。
また、「お友達」という存在に気づきはじめ何をしているかが気になったり、遊び方を真似してみたりと遊びの世界が広がりつつあります。
7月の参観日でもお伝えしましたが、1歳児さんは色んな遊びを通して身体の使い方が分かるようになったり、言葉が増えたり、感情豊か・表現豊かになったりと、心身ともに大きく成長する時期です。
その中で、遊具遊びやかけっこなどの全身運動はバランス感覚が養われ「登る・降りる・またぐ・つかむ」などの動作ができるようになり、パズルやひも通し・ポットン落としなど指先を使う遊びは細かい動きができるようになり、それが「スプーンを持って食べる」「小さいものをつまむ・引っ張る」「遊びに集中する力」など他の成長にも繋がってきています。
また、身体が使えるようになってきたことで以前よりも言葉が出てきているように感じます。日々を過ごす中で、子ども達が感じたこと見ているものをどんどん言葉にして伝えることを大切にしてきました。そうすることで物の名前が言えるようになったり、感情を言葉にすることができるようになったりと参観で見ていただいた時より更に成長している子どもたちです!
お片付けでは、お友達が片付け場所に困っていると「ここ~!」と優しく教えてくれる姿や、落ちているおもちゃを手にいっぱい抱えて頑張ってくれる姿も見られます。
また、毎日の生活の中で繰り返し行うことで、生活習慣が少しずつ身につき今では一人で出来ることもたくさん増えました!
お着替えでは、服を引っ張る場所を伝えると引っ張って脱ごうとしたり、着る服を渡すと一人で着たり、脱いだ服を先生と一緒にたたみ袋に入れるまでができるようになりました。
トイレでは、トイレに座ると排尿ができるようになりました。まだ排尿が難しいお子さまも「トイレに座る」が定着してきました。
遊びでは、「先生と一緒に」から少しずつ「お友達と一緒に」と遊び方が変わりつつあります。お友達と関わる中で、楽しいことだけではなくぶつかり合うことも多くなってきています。お友達の使っているおもちゃが欲しくて、つい手が先に出てしまうこともありますが、「おもちゃ使いたかったら‘かして‘って言うんだよ」「お友達がおもちゃ持っているよ。取ったらびっくりするよ。」など関わり方を伝えつつ、言葉で伝えられるように日々繰り返しお話しています。おもちゃを取られそうになった側も「あー!!」と大きな声で言うのではなく「嫌な時は‘いやだ‘‘やめて‘って言っていいんだよ」とお話しています。
お友達との関り方、思いの伝え方を日々繰り返し伝え続けていくことで少しずつ言葉でのコミュニケーションを身につけていってほしいと思います。
出来ること・分かることがぐっと増えてきたからこそ「これはできるでしょ」「いつもできるのに」と思ってしまいがちですが、まだまだ出来ない事も甘えたいこともたくさんある時期です。子ども達が出来たことはたくさん褒めてあげ、難しいところはまだまだ手伝ってあげながら「できた!」と自信に繋げてあげられるようにしていきたいですね!
これからもどんな姿を見せてくれるのか楽しみです✨
10月には個人懇談もありますので、お子さまの成長・発達についてお話させていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。