実験・工作クラブ 9月の報告

9月のテーマは物質の化学反応です。 
バスボム作り・酸とアルカリの反応・人工いくら作りを通して様々な化学反応を体験。 
バスボムづくりでは重曹とクエン酸に食紅とアロマオイルを加え、好きな色と香りのバスボム作を行いました。 
少量の水が必要のため、水を入れるときに泡がでてきてとても驚いていました。 
完成したバスボムを、水をいれた大きな桶に入れると一気に泡が発生! 
「シュワシュワだ!」「すごい!」ととても楽しそう。 
炭酸ガスが発生する原理を楽しく学べました。 
 
酸とアルカリの実験では、リトマス試験紙・BTB溶液を使い、様々な液体が酸性なのかアルカリ性なのかを調べました。 
水・お酢・洗剤・醤油・経口補水液・ドレッシング・焼き肉のたれ・消毒液・重曹水・漂白剤など様々な液体を児童館内から集めて実験。 
水ではリトマス試験紙の色が変わらず、BTB溶液では緑色に変化。 
酸性の物質では青色リトマス試験紙がピンク色に変わり、BTB溶液では黄色に。 
重曹水や漂白剤などは赤色リトマス試験紙が青色に変わり、BTB溶液が青色に変化し、アルカリ性だと判明。 
色の変化があるたびに驚き、お友だちと共有する姿が見られました。 
 
人工いくら作りでは、アルギン酸ナトリウムと乳酸カルシウムという物質を使って実験。 
聞いたことがない名前にワクワクしている様子でした。 
アルギン酸ナトリウムをみんなで味見もしました。「味はないかな」「まずい」いった感想でした。 
よりいくらに近づけるために、鮭フレークを用意。 
鮭の香りと味が出来るように、鮭フレークから味を出していきました。 
乳酸カルシウム水溶液に、スポイトで吸い取ったアルギン酸ナトリウム水溶液を1滴落とし込むと丸い形のゲル状の物質が出来あがり、丸いいくらのようなものが完成! 
「これはいくらに似ているね」ととても嬉しそう。スポイトから出しすぎると細長くなってしまったり、大きな塊が出来てしまったりして、苦戦してしまうこともありましたが、みんな思い思いの人工いくらを作ることが出来ました。 
食感はあまり似てはいないですが、味と見た目はとても近く、みんなとても不思議そうでした。